ネヴァーランド イベント記録
2019年9月28日、五反田コワーキングスナックCONTENTZにて開催された、
売野雅勇×VoiceActor 「ネヴァーランド」スナックイベント 山寺宏一さん・内田彩さんの回に参加させて頂きました…!
開演前にスタッフさんが諸注意を話されると共に
「ぶっちゃけ、今回、とんでもない倍率でした。強運な皆様おめでとうございます!」と仰っていたので、予想に違わず高倍率のなかよく当選出来たなと改めて幸運に感謝しました…。
自分が行けなかったイベントのレポは知りたい派なので、僭越ながら当選した身として珍しくレポを書こうと思います。
トーク内容が濃くて、夢中で楽しんでいたので一部漏れてたり前後するところもあるかもしれませんがご了承ください。
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座席はカウンター8席、後方のテーブル2つに各2席の計12席ですが、4名はプラスで椅子を出しての用意。
結構お客さんは静かに待ってたので、ママさん・チーママさんが少しお話してくれました。
「毎回ファン層が全然違うね〜」
そして13時前にひょっこりとよっぴーさん登場(笑)
ひょっこりすぎて拍子抜けしました(笑)
そしてよっぴーさんも「今日のファンの雰囲気が全然違う!」というお話。
それこそ前回仲村宗悟くんの時は、ファンが宗悟くんを大型犬のように愛でる雰囲気だったそうですが、
今回はみんな「トーク内容聞くぞ!!」と真剣に臨んでる感じで、「知的な雰囲気がする」「大人な感じ」と言われました
(単に大人しかっただけでは…?とか思いつつ笑)
よっぴーさんと、アニメ好きなママさんの会話を楽しんでいるとドアの向こうに人影が見え
よっぴーさんが「あ、いらっしゃいました?じゃあ暑いところで待ってもらうのも申し訳ないですし、ご入場頂きましょう!」と振って、山ちゃん&彩ちゃんのご入場!
個人的に彩ちゃんはお渡し会など参加させてもらったことが何度かありますが、山ちゃんにゼロ距離でお会いするのは初めてでめちゃくちゃ興奮しました…!
イベント後にママさんが仰ってましたが、「本当に存在したんだ…本当にあの声だ…」って思いました(笑)
まずは乾杯準備。
彩ちゃんは「え、いいんですか〜?☺️」といつもの調子でハイボール。
(最終的に1時間ちょいのイベントで、濃いめハイボール3杯のんでました)
山ちゃんは「後輩が飲むのにごめんね〜」と言いつつ、このあとお仕事があるから炭酸水(ちなみによっぴーさんもチーママさんも炭酸水。笑)
乾杯ではカウンター席だけでなく、後ろの席の人ともグラスを合わせてくださるお二人の優しさ…!!
スナックでお二人と乾杯なんて贅沢すぎました…
そのあとメディア用の乾杯写真を撮影。(お客さんは入らず、カウンター内のみ)
撮影前にアズールレーンラッピング電車が通って
「こんなことあります?」とタイミングを褒めるよっぴーさん。
ここからまずは声優業界の交流についてのお話に。
山ちゃん彩ちゃんは一緒には飲んだことないそうで。
なにせ作品かぶってても収録がかぶらないので、意外と話す機会も少ないそう…。
現場終わりで飲んだりしないんですか?とよっぴーさんの質問に対し、
彩ちゃんはデビュー時は先輩に連れてってもらったりしたけど、最近はあんまり…
山ちゃんは、それこそ昔はアンパンマンの収録が午前中だそうで、毎回みんなでスタジオ上の中華料理屋さんに行っていたそう!
他にもバタ子さん役の佐久間さんが窓口になり、みんなから500~1000円を積み立ててハワイ旅行に行ったりしたそう!
他にもフルハウス現場ではサンフランシスコ旅行に!
ガイドさんに連れられてオープニングのロケ地に行って写真撮ったけど、実は違う場所だった上に、そこがめちゃくちゃ治安悪いところで「二度と行くな」と言われた、なんてエピソードも…
そしてそろそろネヴァーランドの話するか!となり、
ネヴァーランドの企画についてよっぴーさんが改めてお話。
彩ちゃんは自分のパブリックイメージ(たぶんラブライブ!の印象が強いので、ことりちゃんのような女の子)を大切にしたかったのに、よっぴーさんがインタビューであんなとこ掘ってきて「よっぴーさんめ!」って思ってたそうです(笑)
まさかあんな強い女を歌うことになるとは…と苦笑していました(笑)
よっぴーさんが「可愛い雰囲気でいきたいって言うけど、デビューアルバムでパンチとキックどっちがいい?とか言うから「本性出したか」と思ったよ」と話したところですかさずファンのおひとりが「キックとパンチです」と訂正し、
よっぴー「この会場ウィキペディアより詳しいw」となる場面も(笑)
彩ちゃんもそうだけど、女性の本性?タイプ?ってわかんないもんだなぁという話に。
例えばよっぴーさんは40代だけど、自分が独身だったとして20-30代の女性に声を掛けるって勇気いることだけど、
逆に女性は2回りも歳上の男性に声を掛けられるってどうなの?
(そんな歳上でも恋愛対象にはいるの?)という話に。
(それを言うと、山寺さんは40代で18下と結婚したから超年下に声掛けたんだぞ!と笑)
(そこでよっぴーさんが元嫁と元元嫁の話をしちゃうもんだから、山寺さん「俺もネタにしてるからいいけど、元元嫁の名前まで出すなよ!笑」という場面も)
それこそチーママさん(40代)もゆるっと婚活してるけど、自分と同年代の男性はみんなおじさんだから年下がいい、と話され、山ちゃんが「失礼ながら年上いけそうな見た目して、聞いたら違った…!」と驚く(笑)
ママさんも特に年齢のターゲットはないかなぁとのこと。
彩ちゃんに振られた時、よっぴーさんが「それこそ城島茂さんとかだと?」と言い、彩ちゃんが「あー!!!」と言ったのでアリってことなのかと思いきや、単に今朝ネットニュースで見たから食いついただけでした(笑)
でも彩ちゃんは今でも20代の頃でも、2回り上でも全然気にしないそうです。
また、彩ちゃん「最近気付いたんですけど!割と何時間でもぼーっとしちゃうことが多いから、何か連れ出してくれる男性がいいのかも?って思いました!」
とのこと!
あまり積極的に行けないタイプだから「山寺さーん♡」とか出来なくて…
(ぴょんぴょん跳ねて山ちゃんに近づく彩ちゃんが最高に可愛かった)
隅っこで「山寺さん…すてき…♡」ってしてるタイプなんですぅ…
と言いながらママに近づいてもじもじする彩ちゃん。
後でママが「いい匂いがした…ボタニカルな感じの…」と仰ってました(笑)
ぼーっとしちゃうってことは趣味ないの?と聞かれ、
「趣味はないけど最近DQウォークしてます!笑」と答え、よっぴーさんに「出会えなさそうな趣味…」と言われてしまってました(笑)
そしていよいよ歌やデュエットについてのお話に。
よっぴー「東京ドームや単独武道館をやってきたうっちーすごいよね!全曲歌ったんだもんね!」
何曲だっけ?37…?
ファン「34曲です」
よっぴー「さすがファンの方は詳しいなw」
またもやさすがの内田さんファンです!
また、売野雅勇さんのために作成したインタビューDVDについて、
山寺さんが「(よっぴーさんが)いきなりバツ2とか言うから…」と苦笑なさってました笑
彩ちゃんはキャラソンはたくさん歌ってきてるけど、男女デュエットは初めて!歌うの畏れ多かったそうです。
「山寺さんに向かって、顔はそこそことか、上から品定めしてる感が申し訳なくて…」とのこと笑
いよいよスタッフさんがカラオケ機器をスタンバイ!
歌う前、彩ちゃん「私が一番飲んでる〜〜」とへらへらしてました(可愛い)。
デュエット中、やっぱり歌詞に合わせて山ちゃんにちょっかいを出したり本当に表情豊かな彩ちゃん、
山ちゃんはひたすらいい声…喉にコンサートホールの音響入ってるの?って感じ(安定のオタク特有の語彙力のなさ)
マイクにエコーかかってるとはいえ、あの響きは美しすぎました…。
あとカラオケって1-2割は地声も聞こえるじゃないですか、山寺さんの地声が薄ら聞こえるマイク声がこれまた良くて…
本当に贅沢な時間でした…。
歌の後、二人とも「スナックにぴったり!!」と大満足のご様子!
山寺さんは「シラフでカラオケこんなに楽しいの珍しい。飲んだらもっと楽しいんだろうなぁ」と仰ってました。
早いもんで最後のご挨拶?的なお話。
彩ちゃん「スナックってあんまり縁がなかったけど、大人の階段をあがった気がします!」
山ちゃん「わざわざ(熊本の人も!)皆さん来てくれてありがとう。皆さんがいてこそのイベントでした。是非スナック巡業したい!社長、いいですか?」
(アクロスの社長さんがいらしてましたが、ニコニコなさってたので検討してくださるのかしら…??)
そしておふたりは退場。
ママさんとよっぴーさんの余韻トークを楽しむ時間に。
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とまぁなんとも稚拙な散文になってしまいましたが、
とにかく彩ちゃんがツイートなさってたように濃密な時間&空間でした…!!
山寺さん、めちゃくちゃスナック巡業やりたい発言なさってたので
是非この神イベがまた開催され、今回行けなかった方が楽しめたら良いなと思います…!
楽曲考察 ピンク・マゼンダ
知って頂いている方も初めましての方もこんにちは、りぼんです。
最近、彩ちゃんファンでブログを書いている方が多く、感化されたという単純な動機でブログを始めました。笑
この記事では、タイトルにもありますが内田彩さんの楽曲「ピンク・マゼンダ」 について音楽(主にコード進行)視点で考えていきます。
※1分以内の動画が多数出てきます。通信量にご注意ください!
0.簡単に自己紹介
内田彩ちゃんの大大大ファンです!!
ラブライブでことりちゃんの声に一聴き惚れし、ずっとことりちゃん&彩ちゃん推しでした。ソロデビュー後もずっと応援しています。
この記事では音楽的なことを書いていますが、一応少し音楽を勉強してきた者です。
大学は教育学部音楽科で、卒業後も中高や保育園で音楽の先生、打楽器講師をしています。
専門はピアノと打楽器です。
肩書きだけ並べると強そうですが、音楽理論は幼少期から得意ではないので、当記事も温かい目で見守って頂けると嬉しいです。
1.ピンク・マゼンダとは
彩ちゃん楽曲のなかでも特徴的な一曲。
この曲に関しての解釈は他にいろんな方の素晴らしい言葉があるので私は下手に書けませんが、
いいことも悪いこともピンクで包んで生きていこう
というものの捉え方をしている曲です。
2.曲の基本データ
まずテンポは♩=75です。
♩=60が秒針と同じ速さ、Floating Heartが♩=126とかなので、ややゆっくりめのテンポ設定です。
調はG♭durですが、サビのみB♭durに転調しています。
ちなみにG♭durとはソの♭から始まる長調(明るい調)のことです。
G♭durは♭が6つもつく、全調性の中で2番目に♭が多い調です。
これですこれ。 譜読みが大変なやつです。
転調後、サビのB♭durは
これです。♭が2つに減りました。
そもそも調性は#(シャープ、半音上がる)系と♭(フラット、半音下がる)系の二種類がありますが、
基本的に#系は元気・明るい、♭系は穏やか・優しい雰囲気があります。
彩ちゃん楽曲でいえば、#系は
ex.)Breezin'、Go My Cruising!
♭系は
ex.)with you、SUMILE SMILE
です。Cdur(ドから始まる、#も♭もつかない調性)以外はこのどちらかに振り分けられます。
そしてイメージで言うと♭が多い方が柔らかさが増します。
ピンク・マゼンダがG♭durであるところ、サビで♭が減るところも曲の雰囲気に大きく関わっているポイントですね。
展開は、
前奏→(1番)A→B→C(サビ)
→(2番)A→B→C(サビ)
→D→C(いわゆる落ちサビ)→C'(落ちサビと後奏の間)→後奏
となっています。分かりにくくてすみません…C'があること以外は一般的な展開ですね。
3.コード進行
さて、本題に入っていきます。
※当記事では分かりやすさを優先し、コードを簡易表記しています。
本当はE♭7とかsus4とかカッコいい和音がたくさん出てくるんですが、今回の論点は簡略化しても通じると思うので、あえて情報量を減らしています。
「コード違うじゃねえか!」という点に関してはご容赦ください。
この曲はコード進行に少し特徴があります。
なかでも2つの要素に注目しながら、一曲のコード進行をみていきたいと思います。
3-1.繰り返す和音
まずこちらをお聞きください。
これはピンク・マゼンダの前奏で使われている和音です。
B→B♭/G♭とコードが動いています。
このコードに合わせて、中高音で飾りの音(右手で弾いているレミラ〜)が入ります。
そしてそのままAメロに入りますが、Aメロも前奏と同じコード進行です。
印象づけずに歌に入る工夫になっています。
続けて聴くとこんな感じ。
歌詞と関連付けてもAメロは導入であり、大きく物語の始まりを示しているわけではないので、
あくまでテーマ(メロディ)の提示だけに抑えているという工夫がなされているのではないでしょうか。
次にBメロに入ります。Bメロではコードは少し変わりますが、先ほどまでのように同じコード進行を繰り返します。
これにメロディが乗るとこんな感じ。
こうして同じコードを繰り返すことで、並列感、浮遊感…なんと言うのが正しいかわかりませんが、前進し過ぎない不思議さを出しています。
3-2.サビのE♭
曲の基本データでも触れましたが、サビではB♭durに転調します。
で、サビに入るのですがいきなりE♭から始まるんですね。
E♭(ミの♭)は、B♭dur(シの♭から始まる音階)では4つめの音にあたります。
ピンク・マゼンダ解説⑨ サビのコード進行 - YouTube
音楽ではこの第4音は少し不安定な音として使われます。
大抵の曲のサビは、第一音(この場合はB♭)から始まります。
そこであえて少し不安定な和音から始まるところもミソかなとおもいます。
(以下、既出の2つの要素が混在した文章になります)
そしてサビ終わりで、解決せずにまたB→B♭/G♭が登場します。
ピンク・マゼンダ解説⑩ 1番サビ終わり〜 - YouTube
ちなみに解決とは、コード進行が落ち着くことです。
お辞儀のときに3つ和音鳴らしますよね、気を付け→礼→戻る、この「礼」の和音から「戻る」の和音を聴くとまとまった感を感じると思います。
そして2番サビでは、解決して終わります。
ちゃんとサビの調性、B♭で終わりました。
ではサビの終わり方を比較してみましょう。
面白い…。
1番ではまだ話は終わってなくて浮遊状態に戻りますが、2番では新しい展開(Dメロ)が出てくるので解決させているんですね。
そしてDメロ、歌詞も過去の思い出を並べるところですが、それに沿ったコードということで
ピンク・マゼンダ解説⑬ Dメロのコード進行 - YouTube
また繰り返すB→B♭/G♭です。
並列感を出しています。
ではここで、始めから登場してきたB→B♭/G♭を振り返っておきます。
ピンク・マゼンダ解説⑭ B♭→B♭/G♭まとめ - YouTube
曲の半分くらいこれで成り立ってますね。笑
落ちサビでも解決せず、後奏までE♭という不安定な終わり方で進んでいきます。
4.感想(考察と言えるほどではない)
さて、コード進行を主につらつらとこの曲をみてきました。
上記のまとめとして、私が考えるピンク・マゼンダの音楽的工夫は以下です。
- 速くも遅くもない絶妙なテンポ設定
- G♭durというふわっとした調性
- 繰り返すコード進行
- 不安定な第4音を多用したサビ
前者2点でふんわりとした曖昧さ、不思議感を出し、
繰り返すコードで説明的な歌詞を、物語のように起承転結させるわけではなく、でも停滞し過ぎないように進行させています。
そして不安定な第4音、この音は安定を求めて解決する和音(第一音を根音とする和音)に進む性質があります。
(さっき説明したお辞儀の3つの和音の「礼」にあたります)
そこから「次に進む意思」が汲み取れます。
はじめにも書いた
いいことも悪いこともピンクで包んで生きていこう
この「生きていこう」という意志の部分に一役かっているわけですね。
ピンク・マゼンダ、メッセージ性が強く好きな人も多いと思いますが、
そのメッセージ性を強める工夫が伴奏にもあるということが伝われば幸いです。
拙文失礼しました。
そして最後まで読んでくださりありがとうございました。